1948年式 WR サイドバルブ レーサー
ハーレーダビッドソン販売車両
SOLD
1948年式の貴重な45cu.in.(750cc)WR サイドバルブ ファクトリーレーサーです。 国内旧車レースなど数多くレース参戦していた車両ですが、一般公道も走れるよう各部に保安部品などを取り付けるためのモディファイが施されています。 50年以上前のSV=サイドバルブという古いエンジン形式ながら、最高速は170km/hは出るヴィンテ−ジバイクとは思えないパフォーマンスを発揮する車両です。
V.I.N.コードは「48WRXXXX」。 |
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レッドボールと呼ばれる1947年からナックル・パン・サイドバルブに採用されている純正タンクエンブレム。 |
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WR専用にデザインされた美しいシルエットの細身のタンク。 タンク容量はガソリン・オイル共に6.6リットル。 ちなみに左がガソリン、右がオイルになっています。 |
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シフトゲート部分。 タンク中央部分にはメーターダッシュはなく各種スイッチ類が。 |
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シート下左側のスイッチ類。 ワンオフのプレートにはランプのスイッチとイグニッションスイッチが付いています。 |
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クッション性の高い厚みのあるソロシート。 WL系と同じセンターポスト方式を採用していて一般道路でも快適に走行できます。 |
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フロントネック部分。 軽量化の為、ドリリングされています。 フレームは一見ノーマルWLと同じですが、材質はクロームモリブデン鋼。 強度がある鋼材なので薄く作れるメリットがあり、結果軽量化されたフレームになります。 |
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WLよりも大型のフィンを持つWRエンジン。 69.85X96.837mm、742.66ccというスペックは45系ツインと共通ですが、シリンダーとビッグバルブはまったくの別物。 |
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キャブレターはレース専用のMR-3で、口径はビッグツインと同じ。 |
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上記レーシングキャブレターの刻印。 歴史を感じさせる質感になっているボディ部分は真鍮製。 |
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エアクリーナーはワンオフ。 チョーク機能が付いていない為、始動時はアルミのプレートをキャブレターの口元に挟んで空気の流量を調整します。 |
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WRエンジンのフロントヘッド部分。 深く刻まれた巨大なフィンが、放熱性を高めようと努力した当時の開発者の意気込みを感じさせます。 |
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点火方式はWICO製レーシングマグネトーを採用。 |
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WRエンジンのカムカバー部分。 ブレーキペダル下部の横に伸びる黒いプレートは反対側にも付いていて、ウインカーやサイドスタンドなどを装着するためのもの。 |
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先端がターンアウトされた純正2in1マフラー。 |
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車体左側部分。 小ぶりながらメカメカしい雰囲気があります。 クラッチはハンド/フットクラッチと共用。 レーススタート時にハンドクラッチ、走行時にフットクラッチと使い分けが出来ます。 |
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オープン化されたプライマリー回り。 プライマリカバーはアルミ製のワンオフ。 |
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上記プライマリカバーの拡大画像。 オープンチェーンで荒々しいワイルドな雰囲気。 |
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車体右側のステップとブレーキペダル。 バンク角をかせぐためにステップはかなりのショート。 |
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ワンオフのバレル型オイルキャッチタンク。 シート下に収まっている為、あたかもチョッパーのオイルタンクのようです。 |
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フロントドラムブレーキ。 本来ダートトラックバージョンのためブレーキレスでしたが、SRのフロントブレーキを移植。 旧車レースの世界では一般的な手法です。 |
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こちらはリアブレーキ回り。 こちらもSRのリアブレーキを移植して必要な制動力を確保しています。 |
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国内登録用に付けた保安部品であるスパルト型テールランプ。 |
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車体上部から撮影。 ヴィンテージレーサーらしい細身のシルエット。 軽い車体と相まって非常に取り回しやすいです。 |
レースという過酷な状況で走行していた車両ですが、純正パーツを数多く残しており、歴代オーナー達がこのレーサーを大切にしていたのがよくわかる非常にいい車両です。 現車は国内登録済み車両で一般道路を走れるヴィンテージファクトリーレーサーです。
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