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1949年式 パンヘッド TTレーサー

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ファクトリーレーサーであるWRTTと同様に、主要ハーレーディーラーのオーダーによって製作された1949年式パンヘッドTTレーサーです。 映画”大脱走”でスティーブマックィーンのスタントを努め、またレーサーでありマックィーンのマシンレストアラーでもあるバド・イーキンスが手がけたこのTTレーサーは、ネコ・パブリッシング社が1999年に発行した”ハーレーダビッドソンの20世紀”にも登場する車両です。

パンヘッド TTレーサー パンヘッド TTレーサー TTレーサー
TTレーサー パンヘッド TTレーサー パンヘッド TTレーサー
V.I.N.コード

V.I.N.コードは「48FLXXXX」。
確認はこちらハーレー車両識別番号(V.I.N.)
ケースは48年の刻印ですが、この車両は1949年モデルになります。

レッドボールと呼ばれるタンクエンブレム。 ペイントは製作された当時の配色そのままの状態です。

レッドボール
B・スティーブンスデザイン

工業デザイナーB・スティーブンスがデザインした1947年より採用のエッジの効いたメーターダッシュ。

メーターはマイル表示。 2615マイル(4208 km)走行。

メーター
シフトゲート部分

タンク及び1947年から新デザインとなったシフトゲート部分。  シフトパターンは後方より1-N-2-3-4の順。

1949年式パンヘッドTTレーサーの心臓部。 ツインキャブと入り組んだワイヤー・ホース類がハイチューンドな印象を与えます。

1949年式パンヘッドTTレーサー
リンカートのツインキャブ

スペシャル使用であるリンカートのツインキャブ。 その後のKRデイトナレーサーのルーツともなったレーシングキャブで、S&Sがデュアルスロートを生み出すきっかけにもなったパーツでもあります。

フロントシリンダー右側に装着されるマグネトーは、インディカーや飛行機などのノウハウが盛り込まれたハリーハント製マグネトー。 高回転の追従性を大幅に向上させるパーツです。

ハリーハント製マグネトー
1.5インチオープンプライマリー

クランクケース側からの画像。 1.5インチオープンプライマリー化。 ステップ位置は踏ん張りの効くポジションです。

シリンダーヘッド左側の画像。 ホース類やプラグコードが複雑に取り回されています。

シリンダーヘッド
オイルタンク

レース用のワンオフオイルキャッチタンクに見えますが、実はオイルタンクになっています。

このパンヘッドTTレーサーにはセルモーターが付いています。

セルモーター
セルモーターのスタートボタン

スロットルホルダー脇にある上記セルモーターのスタートボタン。

'50年代のアメリカンメガホンタイプのサイレンサー。 後にトライアンフやホンダCB500のルーツとなったマフラーと思われるもの。 アメリカではこのままストリート走行が可能でした。

アメリカンメガホンタイプのサイレンサー
ソロサドルシート

歴史を感じさせるソロサドルシート。 センターポスト方式を採用していて一般道路でも快適に走行できます。

現車はバド・イーキンス製作の歴史的価値のあるパンヘッドTTレーサーで、ナンバー取得済みの一般公道を走れるレーサーです。 上記のコメントは一部ネコ・パブリッシング発行”20th Century of HARLEY-DAVIDSON”から引用したものが含まれます。


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